服を「着こなす」とは

「着こなす」てよく聞くけど何とも思ってなかった。

有名人を酷評する記事で「普段安物を着てるからドレス姿が決まらない」とあった。「そんなもんか？」と思って何年…。

凄腕スタイリストに着せてもらったら、服を着ただけで素敵になれるもんかと思ってたけど違ったよね、きっと。

姿勢とか仕草とか体形以上に必要な要素がある。

少し年をとった誰かのお母さんを見た時に、この人に今、素敵な洋服を着てもらっても素敵にはなれないな…と思った。小さなショックだった。

多分、歩き方も仕草も話し方も表情も私がイメージした洋服にはそぐわないんだろう。

服の魅力と、服に見合うだけの自分の魅力があって初めて双方がその威力を発揮するんだと思う。服が悪ければ自分のイメージが下がるし、自分が悪ければ服が勿体無いと思えるだろう。

服を自分の味方にするためには、それなりに飼いならす実力が必要なんだと思った。